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荒渡我塾
議論先導者:荒渡 巌(美術作家)

荒渡 巌(あらわたり いわお)

東京生まれ。2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。超現代的な事物と「私」という一個体との間に横たわる時間や風景、人間の営みに傾注し、制作を行っている。サロン・ド・プランタン賞受賞。主な展示に「曝光夢幻のニューロパシー」(東京)などがある。若手芸術家による実験販売活動「カタルシスの岸辺」の店長でもある。2018年に公益財団法人 自然農法国際研究開発センター本科研修生を修了。https://t.co/Jbx27iibHN

創造されたもの=作品とは何か。

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風景やある人の顔貌など、自然物にも美しいと言われるものはたくさんあります。対して人間が自然物に作為を加えると、それは批評の対象となって、ある種の良しあしが問われるようになると考えられます。人間が何かを作り出し、そしてそれが普通の意味で有用な用途を持たない、あるいは複数の用途を持つことによって、何か作られたものが、料理とか企画とか道具などとは異なって「作品」と呼ばれるとするならば、では他のものと「作品」では何が異なっているのでしょうか。また単に美しいと言われるだけではなく、様々な形を取り得る作品とは、そもそも何を成している(あるいは何の跡?)なのでしょうか。
 

今回は作家である荒渡巌さんを中心に、手始めとして哲学的な観点から作品や作品制作に対する問いを投げかけ、皆さんと問答する中で以下の問いについて理解を深めることができればと考えます。

・作品と作品以外との違いは何か
・作品を作ることとはどういうことなのか
・作品とは何か

 

前回の田中我塾に引き続き、創造力に関する我塾になります。研ぎ澄まされた感覚とは何か、価値とは何か、ウェルビーイングとは何かの回に参加された方や、アート、創作活動それ自体に興味がある方、ぜひお越しください。

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